『戦国BASARA真田幸村伝』評価/プレイ感想

『戦国BASARA真田幸村伝』評価/プレイ感想

 

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カプコンより発売になりました新作PS4/PS3ゲーム『戦国BASARA(戦国バサラ)真田幸村伝』の評価レビューをしたいと思います。このシリーズをプレイしてもらうメインターゲット層は女性やアクションが得意でない人向けなので、ゲームを普段からやっている人なら超簡単にクリアできてしまいます。

超カジュアルな無双アクション

バリエーション豊かなステージ

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本編のステージは1本道ではありますが、後述するミニゲームを含め毎回プレイする内容に1味違ったアクセントがあるのでバリエーション豊かになっています。防衛がミッションのステージもありますが、三國無双のような戦局を楽しむものではなく、どれも敵をなぎ倒しながら先にどんどん進む感じです。ボス武将も最後には毎回出てきます。

3〜4時間あれば余裕でクリアできる 

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本作のメインである真田家を歴史に沿ったストーリーで進める本編「真田幸村の生涯」は全部で10章で構成されています。1章が15分〜30分程度でクリアでき合計3時間ちょっとのプレイ時間でエンディングまで到達できてしまいます。定価7000円払ってこれは酷いと思いますが、一応他にもプレイできる内容はあるので後ほど解説していきたいと思います。

ど派手なバサラ技で大ダメージ

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戦っていれば徐々に溜まるバサラゲージが満タンになると必殺技を放つことができます。キャラクター固有でそれぞれエフェクトは派手なので見て楽しいです。しかし若干長いので何度も見せられるのは少し煩わしく感じてしまいました。

武心錬真ゲージでパワーアップ

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ゲーム中に青つづらを壊して武心という青い玉を集めると左下の丸い「壱・弐・参・・」ゲージが溜まっていきます。この段階に応じて自分の攻撃力や防御力が上がったり、装備した型に応じたボーナスが発生します。

虹色チャンスでお金を大量にかせぐ

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虹色の服を着た敵がステージ上にいることがあります。倒すと四角いバリアが張られ、その中で条件を達成できるかチャレンジが始まります。内容は300ヒット達成させるものや攻撃をかわす見切りを成功させる等といったものがあります。大量のお金をもらえるので、お金をかせぐにはこれが一番手っ取り早いと思います。

装備のカスタマイズ

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装備する型を購入したり強化させることができます。型によってステータスや前述の武心錬真ボーナスの内容が変わってきます。他にも武器や衣装を購入して変更することもできます。

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ゲームをクリアすると解放される「真田の試練」モードでは沢山のキャラクターでプレイができるのですが、全員に固有の型・衣装・武器がバリエーション豊かにあるのはなかなか良かったです。

ミニゲーム的なステージ

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ストーリーを進めていくと、馬に乗って障害物を避けながらゴールまで辿りつける時間を競うミニゲーム的なステージが登場します。他にも忍者が空を飛びながら空中に浮かぶ箱を壊したり、手裏剣で迫ってくる敵を撃ち続けるシューティングのようなステージもありました。

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ボタン連打の本編に飽きた頃の息抜きとしてはいいかも知れませんが、これはこれで別に楽しくも面白くもなんともなかったです。初めて据え置き機でゲームをプレイする人は楽しいと感じるのかも知れませんが、戦国BASARAもシリーズを重ねているのですからもう少しやり甲斐のあるゲームデザインにして欲しかったです。

クリア後の楽しみ方

「前談秘話」というサイドストーリー

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本編のサイドストーリー的なモードにあたる前談秘話というものがあります。各章で真田以外のキャラクターが裏で何をしていたかを追体験できるような内容になっています。

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前談秘話はどれも短く、ボスのと一騎打ちだけのステージもあります。全ての章にサイドストーリーがある訳ではないですが、合計12話楽しめるようになっています。真田以外のキャラクターでプレイできるのはいいですね。

「真田の試練」は好きな武将でプレイ可能

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本編をクリアすると「真田の試練」を遊べるようになります。本編のようにステージが構成されている訳ではなく、狭いエリア内で現れてくる敵を永延と倒すという内容です。

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総勢46名もの武将でプレイできるのは驚きでした。真田幸村のゲームなのは分かりますが、せめてサイドストーリーだけでも全武将で用意されてあると良かったです。このモードだけでプレイできるのはもったいなさすぎます。

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各キャラクターによって攻撃方法が違うので、最初は操作しているだけでも楽しいと思います。技もちゃんと用意されているので、やはりフィールドを駆け回りたかったです。

その他・ギャラリー・やり込み要素など

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ギャラリーでは全武将のプロフィールや今まで見たムービーを鑑賞できたりします。本編をクリアしてしまえば全て解放されるので、条件によって解放されていくようなやり込み要素はもっと欲しかったです。

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本編の各章には「六丸チャレンジ」という達成するとお金を追加でもらえるボーナス要素があります。やり込み要素と呼ぶには役不足ですが、ないよりは気持ちマシといったところでしょうか。長く遊びたいと思ったら最終的には「真田の試練」をプレイし続けるしかないと思います。

戦国BASARA 真田幸村伝は面白くない?

ボタン連打していれば余裕で進める

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爽快感を売りにしているのは分かりますが、ラスボスまでボタン連打しているだけでハメることができそのまま倒せちゃうのはゲームとしていかがなものかと思います。「ミッキーマウス キャッスル・オブ・イリュージョン」の方が100倍難しいです。比べる対象はともかく、も少し頭と腕前を活かせるようにして欲しかったですね。

会話の威勢がいいだけで中身がない

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イベントシーンだけでなく、ゲーム操作中もほぼずーっとキャラクター達が会話し続けています。アクションを一番に楽しむのではなく、会話を楽しみながら軽くゲームっぽいことをさせたいのでしょうか。まだ会話が楽しければいいのですが、実際は「熱くなってきたぜ!俺の思いをぶつける!」みたいなノリがいつまでも続くので全くついていけませんでした。

ファンタジー過ぎて戦国はどこ行った?

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人間大砲で敵陣に乗り込んだり、帽子から人が消えたり出たり、空中浮遊する人がいたり・・まじめに考えると可笑しな点が沢山あります。本作は実際の歴史に沿った内容になっているハズなのですが、こういった感じで表現されてしまうと訳が分からなくなります。

まとめ

戦国BASARA(戦国バサラ)真田幸村伝』の総合評価

良い点/面白いと感じたところ

・豪華な声優陣

悪い点/つまらないと感じたところ

・単調すぎるアクション

・ストーリーも会話もつまらない